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特殊清掃一次処理にこだわる理由

特殊清掃
2019年06月07日

なぜはじめに入室可能な状態にしなければいけないのか?

遺体痕を踏みつける行為に疑問を持ったことが始まり

まごのてでは孤独死や自殺があり部屋が相当汚れたり悪臭が出てる場合にはまず一次処理で臭いを止めたり害虫などの処理をして関係者が入室できるようにする、ということを推奨しています。

以前は違いました、孤独死などの一報を受けた場合まず現地調査をして別日に作業日を決めて、というようなことを行っていましたがこれではどんどん腐敗が進むし近所の人にはたまらないだろうなと思ったこと。

そしてもうひとつはある遺品整理見積りのときに遺体痕が人型でそのままある中でやったことがあります、しかもその方まごのて以外に先に4社も来たといいます。

ということは何人もの縁もゆかりもない者が部屋に上がり込み人型の上を歩き回ったということです。
実際に踏みつけたりしてないにしろこれは故人にとってはどうなんだろう?と思ったのです、あるお客様の言葉が衝撃的でした。


「早くキレイにしてあげてください、このままだと父そのものを放置してる気分です」

そのようなことを受けまずは遺体痕の処理をいち早く行う、という方針に変えたのです。
ただそれには人員配置の方法やすぐに対応できる能力を会社が持っていなければできません、このような業務は予定ができません、いつ飛び込んでくるかわからない事に対して余剰人員を置くことは経営判断としてできません。

ですから内勤者でも対応できるように、また他の現場からでも急行できるよう人員教育や道具の整備を行い構想から2年近く経過して今のカタチになったのです。

 

周囲への影響をいち早くストップ!特殊清掃は時間との戦いです

特殊清掃は遺体痕の処理をはじめウジやハエの駆除、ウイルスや細菌の除菌など多岐にわたります。

遺体痕の処理は通常の市販洗剤でどにかなるものでもありませんし除菌も市販の除菌スプレーで撃退できることもありません、ましてや異臭がファブリーズで消えるはずもありません。

稀にご遺族の方が自分たちでなんとかなりませんか?という方がいるのですが死後すぐなどの場合は別としてほとんどの孤独死現場では特殊清掃業者がはいるべき状態はです。

孤独死や自殺があった部屋の関係者となってしまった場合ですがとにかく急ぐということを認識してください、遺体そのものはないとしても残った腐敗体液は時間の経過とともに悪化していきます、あなたがどうしよう?と考えてる間に階下に染み出すかもわかりません、何社も見積もり依頼をしてる間に近隣から苦情が来て仮住まいの保証や引越費用を求められるかも知れません。

最初からいきなり完全な処理をする必要はありません、いきない家財撤去をする必要もありません。

一番最初にすべきことは「とりあえず最悪の状況から脱出すること」これに尽きます、そのための処置をいち早く的確に行えば周囲に迷惑を掛けてる状況からは抜け出せます、そして関係者も入室でき貴重品の捜索などを行うことができるのです。

特殊清掃一次処理の費用はたった3万円~高くても10万円程度です、東京23区内であれば一報から最短60分で到着し作業に着手します、その所要時間も1~2時間です。

つまり最低3万円と最低2時間で危機的な状況から脱することができるのです。


 

遺体痕は故人そのもの。敬意をもって接する

東京都江東区で特殊清掃と遺品整理作業をご依頼いただいた宮木さん

まごのて様、この度は大変な清掃を行っていただき、ありがとうございました。部屋を元通り綺麗にしていただき、無事に引き渡すことができました。本当に感謝しております。

兄は一人暮らしを長くしておりました。身内は妹の私しかいませんでしたので、時折連絡をしていましたが、兄と離れて暮らしていたのと、遠くに離れていたこともあって、それほど頻繁に会うことはできませんでした。

兄は認知症もなく元気に生活をしていたようですが、高齢になり体が少しずつ不自由になって、「そろそろ介護サービスに頼まないといけない」と一月ほど前にはいっておりました。

警察から連絡があり、兄が自室で亡くなっていることを聞いたときには本当に驚きました。すぐに駆けつけましたが、もうあの元気な兄の姿ではありませんでした。警察の方がおっしゃるには、突然死だったようで、2週間ほど経過しているようでした。

遺体の痛みがひどく、本当にかわいそうでした。もう少し早く気づいてやりたかったです。

遺体が運ばれた後も、部屋の状況はひどく、大家さんにまごのて様を教えてもらい連絡しましたが、さすがに部屋で打ち合わせはできないのじゃないかと思ったほどです。

私の気持ちを察してか、とても敏速に丁寧に対応していただけました。嫌な素振り一つなく、本当に気持ちの良い対応で助かりました。遺品整理までしていただき、兄が大切にしていたものを受け取ることができ、本当に満足しています。

兄は綺麗好きだったので、あのまま死んでいくことに心残りだったでしょうが、まごのて様の清掃で、心置きなく旅立って行くことができたでしょう。感謝していると思います。

孤独死があった場合にやるべきこと

身内や関係する人が孤独死などで突然亡くなったと報せを受けたときに取るべき行動を普通の人は知りません、そんな本も出てませんしネット上にも具体的な方法は書いてません、日ごろから特殊清掃系のサイトやブログを読み込んで知識が豊富な方もまずいません。

だからゆえに間違った方法を選択してしまいがちです。

賃貸の場合だと家財などを撤去し明け渡す、という概念が先に出てしまいます。
だから家財撤去や不用品回収遺品整理、お片付け業者に電話し人が亡くなったことを先に言わずに見積りを呼んでしまい上記のようなことになることが多いのです。

実は完全にそのことを言わないで現場で初めて言う人もいます、意図的なのか悪意があるのかはわかりませんがこのあたりの意識の低さをなんとかしなければと専用サイトを作ったりYouTubeなどを利用してどんどん情報発信をしたのです。

一次処理をして関係者が入室できるようにして自ら遺品整理屋チェックを行うのが正しい方法と考えます、もちろん時間の都合がつかないからその部分も業者に任せてしまうのももちろんありだと思います、それでもやはり最初の処理を行わないことにはスムーズにことが運びません。

まごのてに一次処理を依頼されるお客様の行動は概ねこのようになります。

1.身内やご自身で遺品整理を行う(貴重品や金品のチェック、思い出のものの捜索)
2.まごのてで遺品回収や最終チェック
3.防臭処理が必要であれば施工

私たちの考え方は故人の最期の場所を遺族に見てもらう、そして自らの手でチェックを行うというのが本当の姿と考えてます(故人との距離感にもよると思いますが)中を見ることも入ることもできずバタバタと家財が運び出されるのはたぶん見ててしのびないと思うのです、もしかしたら後には後悔の念が沸くかもしれません。

孤独死が起こったことは悲しい出来事でしょうし不本意なことかもしれません、ですが適切な処理を順序立てて行うことが故人の尊厳を守ること、そして遺族が最後の役目を真っ当に務めることでその出来事が打を消すことが出来ると考えています。

技術と知識がない自称特殊清掃業者が施工した結果

他社が施工した後の特殊清掃

新規取引が始まった不動産管理会社との何気ない会話からその物件のことは始まりました。
船橋市で管理する1Kマンションで孤独死が起こったのは約1年前、亡くなったのは契約して15年ぐらいになる60歳の男性でヒートショックが原因であろう突然死で死後3週間というものだったらしい。

処理は残置物撤去とリフォームのみ、特殊清掃や除菌消臭は特に行わず床の貼り替えのみで終わらせたということでした、ただその物件その新入居者が決まらず今も空いてるという。

こういう例は実は実態を知るには良いチャンスです、担当の方に今からその部屋を見ませんか?と提案したのです。

こちらの想定はこうでした。

・もしかしたら遺体痕が残ってるかもしれない。
・もしかしたら臭い戻りがあるかもしれない。


ただ何もなければそれで良しです。

入室前に当時の記録を見せてもらい、遺体のあった場所などを確認しました。

最後に内覧のため入室したのがおよそ半年前、その時はニオイは感じなかったけど孤独死のことを知っている担当者はすぐに換気扇を回し玄関も開けたまま入室したので感じなかったといいます。

半年間閉め切りで夏を越している、条件としてはばっちりです。

ドアを開け、ギリギリで体を滑り込ませ入室しました。
部屋の中央に担当者と2人で立ちじっとしてると微かに異臭を感じます、担当者に「わかりますか」と聞くと小さく「はい」と言いました。

結果から言えば下板に遺体痕が残っていたこと、壁紙は貼り替えてるものの下の壁紙は古いまま。
特殊清掃業者から見れば孤独死のあった部屋の処理としては絶対ダメな状況です、そのまま新入居者が入っていたら大変なことになっていたかもしれません。

その後管理会社と物件オーナーが話し合い、再施工をするということになりました。
このパターンはひじょうに多く、入居者が決まってから問題になった例もたくさんあります。

孤独死や自殺があった場合は適切な処理ができる特殊清掃業者を選ぶのが大切です。

特殊清掃業務で激安を謳う業者に依頼するリスク

インターネットで特殊清掃業者を探してると『激安』や『業界最安値』などまるで不用品回収業者のような文言を並べ立ててる自称特殊清掃業者がありますが果たしてどうなんでしょうか?

まずそもそも本当に特殊清掃を指してこの文言を連発してるのか?との疑問を抱きます、もしかしたら遺品整理(この手の業者に遺品整理などという高尚な考えはありませんが)や遺品処分のことを言ってるのではないかと思うのです。

特殊清掃は本来価格競争をする性質のものではありません、ですがそこを売り文句にするということはおそらく技術はありません、結局他社に消臭や脱臭をお願いしたりする羽目になり結果的に時間と費用が当初より多くかかってしまうということになるのです。

東京近辺で機動力、技術力ともに備えた特殊清掃業者は実はそう多くないです、感覚的には10社ないのではと思います。
 

特殊清掃現場における異臭測定について

まごのてではニオイの測定をセンサーと人の感覚両方で行っています、人の嗅覚は慣れが生じたり使用する薬剤などで麻痺した場合正確な判断ができないこともあります。

それを補填する上でもセンサーによる機械式測定を行い数値化しています、ただこれは異臭だけに反応するわけでなく生活臭やモノから発する物質成分も若干加味されます、ですからそのお宅の外気をゼロ点としその差を部屋の臭気とカウントしています、これにより誰が見てもわかるジャッジができるようになりました。

まごのての特殊清掃サイト