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浴室の特殊清掃。浴槽の水の中には溶けた人体の一部

特殊清掃
2019年06月23日
東京都中野区弥生町のマンション浴室で孤独死が発生、早急に対応して欲しいということで特殊清掃一次処理に急行しました。

浴室は特殊清掃の中でも難易度が高くあらゆる可能性を想定しなければいけません、浴槽なのか外なのか?お湯は張ったままなのか?保温機能は?

過去に保温機能付きの浴室での作業したことがあるのですが・・・かなり溶けてました。

今回も浴槽内で水が残ったままでしたが発見がそんなに長期ではなかったことから沈殿物は少ないのではと思いましたがけっこう残ってました、主には髪の毛や皮膚、場合によっては小骨なども残ってることがあります。

警察が回収しきれなかった遺体の一部は廃棄物、とする法律があるのですが現場によっては頭皮ごと残っていたり一番ひどかったのはコタツの中の足がほぼ原型通りということもありました

浴室の特殊清掃で一番気を付ける必要があるのはその汚水をどう処理するかです、不用意に流せば他の部屋に異臭を撒き散らすことになりかねませんので構造や配水管がどう通ってるのかの見極めが肝心です。

 
まごのての特殊清掃専用サイト

 

配水トラップに溜まった遺体痕

東京都墨田区のアパートでのことです。
特殊清掃を他社で行ったが臭いが残っており、アドバイス通り換気をずっとしてるが臭いが消えないというものでした。

この手の他社施工後の手直し依頼は多く、いかにキチンとした特殊清掃業者が少ないかという証でもあります。

最初から行うのと違い、遺体痕がどこにあったのか、どう流れたのかが定かでないのと、どんな施工をしたのか不明のため手探りで行わなければいけません。

この案件の場合、亡くなっていたのは洗面と浴室をまたぐような状態であったということでしたので、まずは洗面付近を検索。
怪しいと思われる洗面所のCFをめくってみるが異常なし。

浴室も見た感じは異常があるように思えないが、浴室を締め切ると確かに臭いが湧きたってくる感じはある。

ということは怪しいのは排水管。

トラップに手を入れ中の部品をひとつずつバラすと・・・

しっかり遺体痕というか腐敗脂がしっかり溜まってました。

これでは臭いが取れるわけもなく、日に日に乾いていくのですから臭い濃度は嫌でも増してきます。

この処理では特殊清掃とは呼べません、このレベルを見落としたり未施工ではミスなどではなく単に未熟と言わざるを得ません。

特殊清掃業者を選ぶ際にはそのあたりの技量の見極めが必要と思います。


他社で特殊清掃を行い臭いが取れない時の対処法
 

特殊清掃現場から出るゴミはどんな扱いになるのか?

まごのての見積書では、廃棄物に関係する部分が細分化されてます。
その中に『感染性廃棄物(血液や体液が付着したもの)』という項目があります、これはゴミ屋敷片付けでも普通のお片付けでもほぼ使用することのない項目で、特殊清掃の場合のみ使用する欄です。

遺体痕付近の体液が付着した廃棄物はすべてこの感染性廃棄物となり、他の廃棄物との混入が一切できず専用容器に入れ搬出されトラック内でも分けて積まれます。

当然処理場も専門の所に搬入し容器ごと焼却処分となります。
ここまで厳密な処理を行うのは二次感染や三次感染を防止すること、関係するすべての人を守るという意識です。

ある大家ブログでは孤独死現場の処理を大家自ら行う方法を伝授していますが、腐敗液の付いたままの布団や衣類もそのままゴミ捨て場に出せばいいというような記述がありますが、危険きわまりないことです。

まごのてでは遺体痕付近の廃棄物、とりわけ腐敗体液や血液で汚染されてるものを感染性廃棄物という扱いにしています、本来は死因が感染性によるものかどうかで分けられるべきで非感染性であれば一般廃棄物として扱っても良いという法律の解釈はありますが、確実に非感染であるエビデンスを取ることができないため、すべてを感染性廃棄物として扱っています。