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生活保護が孤独死した場合の特殊清掃

特殊清掃
2019年06月23日

生活保護が孤独死した場合の特殊清掃

生活保護者が孤独死した場合その処理は誰が行いそして費用は誰が払うのか?

生活保護の方の孤独死が増えています、これ何年か前の国の政策によるものだと思うのですが(ホームレス支援の名のもとにアパートをあてがい生活保護を受けさせ自立を促すというもの)その人たちが高齢化し孤独死に至るというケースです。
あまり入居率の良くないアパートだったりそもそも事故物件などが活用されたようです、これはオーナーさんにとってもメリットがありました、まず家賃の取りはぐれがない、そしてこれはあまり公表できないかもしれませんが家賃扶助の上限いっぱいまで設定できる(23区で単身の場合51000円ほど)などです。

生活保護者なんだから当然生活保護(行政側)で出して貰えるんだろ、と考えてる方は多いのですが基本的には出ません。生活保護は亡くなった時点で打ち切り(廃止という)です。

葬儀費用は出るようですが部屋の片付けや特殊清掃費用は出ません、生活保護で孤独死ですから身内にたどり着く可能性も低くまた物件の保証人もついていない場合がほとんどです。

家賃保証の会社もここまでカバーしてる場合としてない場合があるようで経験したものだと残置物の撤去(遺品処理)は費用を出すけど特殊清掃費は出さないというケースもありました。

先ほど行政はお金を出さないと書きましたが経験上出てるケースもありました、これは各行政区の判断なのか裏技なのかはわかりません。

<まごのて>が扱った案件でも行政がすべて払った例はなく大半が物件オーナーか管理会社でした、ただ最近は物件の火災保険の特約で孤独死保険というものがあり保険代理店経由の依頼も増加してきました、これは1室あたりの掛け金も安くもしもの時の場合でも特殊清掃費はもちろん家賃保証や家賃下落分の補填まで付いてるものもあるようです。

生活保護者で単身となるとこのリスクが増大すると思います、物件の火災保険がこの事態に適応するのかどうかはチェックしておいたほうがいいかもしれません。

生活保護者の部屋は荒れている、は本当か?

まごのてではゴミ屋敷片付けも事業の柱として行ってます、その中には生活保護者もいます。
本人からの相談の場合もあればケースワーカーの場合もある、生活保護だから部屋が荒れるということはありません。

孤独死で発見された生活保護屋の部屋の場合、感覚的には半々というところです、極端にモノも少なく整理整頓が行き届いてることもあるしその真逆でモノは多いわゴミだらけだわという場合もある。

あるアパートオーナーさんの話だと『生活保護者は部屋をキレイに使わないから入れたくない』というのを聞いたことありますが、たぶんゴミ部屋にするという意味だと思いますが、こんなの一般の人も一緒です。

自殺者の部屋は荒れているは本当か?

自殺者の部屋は汚いとか荒れているというハナシはよく聞きますが実際にどうなんでしょうか?

結果から言いますと自殺者だけに限って言えば五分五分です、いわゆるゴミ部屋状態のこともあれば逆に完全に身辺整理をしたのではと思うぐらいキレイなこともある。

孤独死の場合はどうなのか?これは微妙なとこですが若干荒れ気味のところが多いです、孤独死=孤立化という図式は好きではありませんがこのサイトにも書いてるように。

【孤独死する可能性が高い前兆】
・ご近所さんとあいさつをしない
・地域コミュニティに属していない
・趣味を共有できる仲間がいない
・布団をたたまずに敷きっぱなしにしている
・家電が壊れても処分しない。同じ家電を複数個持っている
・ゴミを捨てない、掃除をしない
・食生活が乱れ、室内にはコンビニ弁当の空き箱、お酒の空き瓶が散乱している
・ゴミ屋敷化している

特に後半の5つはまさにゴミ部屋住人の行動パターンです、部屋が荒れることと孤独死や自殺の因果関係は正直わかりませんがある記者の方の話によると富士の樹海で見つかった自殺者で身元がわかり家まで判明した人の7~8割がゴミ屋敷化していたということです。

部屋は心の写し鏡とも言いますから精神的に追い詰められ苦しい時ほど片付けてみる、掃除してみるというのは意外といい方法なのかもしれません。