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孤独死の臭いは市販の消臭剤で消えるのか?

特殊清掃
2019年06月23日

孤独死の臭いは市販の消臭剤で消えるのか?

江東区内でアパートとマンション3棟を運営する大家さんから電話があり、住人が孤独死したが発見まで数日ということもあり、自分で処理をしたがどうしても臭いが消えないという相談でした。

どうやら楽街コラムの記事を読んで自分で行ったようですが、死臭というか遺体の腐乱臭はたとえ数日といえどもそう簡単に消えるものではありません。

その大家さんいわく、遺体痕で汚れた布団を除去し部屋に線香を焚きそしてファブリーズを3本撒いたということでした。
室内を見ると確かに遺体痕のシミもありませんし、残置物も撤去されていて臭いさえなければ何事もなかったように見えます。

ですが、言う通りやはり残存臭があります、こんな場合は腐敗体液が取り切れてない懸念を考えて床のチェック、もし残っていればその処置を行う。
腐敗体液や腐敗脂がなければ臭い粒子が壁や木部に付着してますから、それを消す処理が必要でたった数百円のファブリーズでどうにかなるものではありません。

特殊清掃は文字通りの『清掃』というより、この目に見えない臭いの元や菌が相手ということになります、除菌と消臭がすべてと言っても過言ではありません。

目に見えない相手が敵ですから、やはりそれなりの現場経験がないと太刀打ちできないのです。

孤独死のあった部屋はこんなに汚れてる

孤独死のあった部屋の消臭や清掃の相談はこちら
 

孤独死※死後推定40日。早く何とかして!

葛飾区金町で孤独死が発生、遺族の話によると死後40日が経過しており近所からも早くなんとかしてほしいと催促されており大至急伺った。

死後40日しかも季節は初夏、それだけで部屋の様子が想像できたが遺族は警察からは見ない方がいいと言われまったく様子がわからない。

現場に着くと2階なのにかすかに異臭が漂っており部屋に近づくにつれそれは濃度を増した、部屋の中は熱気と色があるんじゃないかという異臭でどんより重くその中でハエが乱舞していました。

遺体痕は奥の布団で腐敗体液をパンパンに吸い変色してました、布団の端をめくるとウジが何万とうごめいておりそれだけで経過日数が相当であったことをうかがわせます。

作業開始前の異臭レベルは部屋の中央790、汚染痕付近970

まずは異臭を止めるべく汚染物の除去、汚染痕の除去、異臭が染みついた物の除去、全体の消毒、空間除菌、オゾン脱臭などを行いその後遺族である娘さんにその後の作業についてご提案、すぐにでも部屋を空にしてほしいとのことでそのまま作業を続行。

家財自体はそんなに多くもなかったのでトータル5時間ほどで終わりました、ただ床下の処理が必要であることを管理会社経由で大家さんに伝えたのですがもう募集はしないからやらなくていいと言われ床下処置は行いませんでした、想像できる状況をしっかりお伝えしたのですがピンと来なかったのでしょうか?

本当は他住居者のことを考えると完全な処理をすべきですがどうしても建物の一部を壊す場合は許可が必要です、それがない限りこちらの独断で進められないのは悩ましいところです。

作業完了時異臭レベルは部屋の中央300、遺体痕そば470 

トータル作業費:193,000円
 

特殊清掃は素人ではできません

孤独死20日で発見された部屋の特殊清掃一次処理でのこと。

遺族からの依頼で向かった先は東京都府中市の古い団地の一室でした、団地住民はかなり高齢化が進んでいて昔は賑わっていたであろ団地下商店も半数以上がシャッターが下りていました(府中市や調布、三鷹あたりの団地も老朽化と高齢化が進んでます)

玄関の外まで臭いが漏れてる、遺品整理をしたけど入れないということで最低限入れるようにとのご依頼、遺体痕は布団と畳の一部にありウジとハエもそれなりにいた

遺族に一次処理と消臭の金額を伝えたところ一瞬顔色が変わった、別に顔色が変わるレベルではなかったと思うが想定以上だったのだろうか? ちなみに提示額60000円+税

遺族二人がひそひそ話しはじめ「そんなにかかるんなら自分たちでやります」ということで退散、一次処理と言えども状況によっては10万以上になる場合もあるし3万程度のこともある、経験がないことだから致し方ないけど意外に安く考えてる人もいて数千円、高くても1万ぐらいだろうって人もいます。

確かに実作業に掛かる時間って一次処理だと長くても2時間ですから時間単価にすれば高いのかもしれないけど我々の仕事は時間制でやるような性質ではない。

帰り道というか5分もしないうちに戻ってきてほしいと電話が鳴った、やっぱりなと思いUターンし戻ると涙目でお願いしますと言いました(もう一人は虚ろな目で座り込んでました)

「あれを見てしまったらもう入れません、遺品整理、回収までやってください」となりとりあえずの一次消臭を行い後日遺品整理を行ったのでした、遺品整理前には再度消臭処理を施したので遺族の入室は可能だったのに頑なに入室を拒みました、よほどショックが大きかったのでしょう。

この遺品整理現場では思いがけない物が発見され遺族である娘さん2人は大号泣とドラマが生まれた現場でもありました。

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