片付け業界最新情報

高齢者宅のゴミ屋敷片付け。80%が失敗

ゴミ屋敷・汚部屋
2019年06月25日
荒川区日暮里のちょっと古めの2LDKマンションのこと、依頼したのはこの部屋に一人で住む60代の女性の弟でした。

部屋の状況は玄関から廊下そしてリビングまでの普段一番生活で使うスペースは完全なゴミ部屋状態、玄関横にある6畳ぐらいの部屋は倉庫状態、奥の和室は何故か手つかずでキレイというものでした。

足を悪くして入院中で退院後は手すりなどが必要だからその工事をする、でもこれでは工事ができないから片付けてほしいというよくあるパターンでした。

こんな場合、確認しなければいけないことは本人から片付けの承諾は得てるのかどうかです、もし本人の知らぬままやってしまうと後々もめ事になったりします、特に高齢者の場合だと3倍返しで散らかしたり親子間に永遠のヒビが入ることもあります、ですからこの部分は絶対押さえておかなければいけません。

片付けの了解は取ってる、残したい物も聞いてるということだったので安心していたのですが片付け当日になんとご本人登場です。

もちろんちゃんと承諾は得ていたのですが少し認識が違ってたようで本人が言った言葉はこれ。

「片付けるとは言ったけど捨てるとは言ってない、捨てるものは何ひとつありませんの」

片付けること=捨てることじゃないとある意味正論をぶつけられたわけですが、腐臭を放つ明らかなゴミも捨てるものじゃないという理論は通りません。

最低限やらなければいけないこととして、衛生面と安全面の確保、これは絶対行わなければならずせっかくお金を出してご依頼いただくのですから当初の目標値からズレたとしてもこれは死守しないといけないのです。

衛生面と安全面の確保、この観点から部屋を見渡し再検討します。

本人が生活導線としてるのは玄関からリビングまで、奥の和室は今後寝室としてベッドを入れる。

作業内容としては。

1.明らかなゴミは捨てる(衛生面の確保)
2.カタチのあるものは汚れたり壊れたりしてにものはダンボールに入れて積み上げておく。

本人にはカタチあるものは取っておくね、でも汚れてたり壊れてるモノは怪我したりばい菌があったりすると危ないから捨てるね、と納得してもらいます。

本当に使わないだろうと思うものでもカタチあるものは全部取り置きました、本人たちにとっては使うとか使えるなんてことはどうでも良くてあるかどうか、持ってるだけで安心なんですから。
 
高齢者宅のゴミ屋敷片付けのポイント

まごのてのゴミ屋敷片付け専門サイトでゴミ屋敷化するメカニズムを詳しく解説

ゴミ屋敷化したまま長年放置した実家

東京都江東区の古い戸建て(3連棟端)3DKのゴミ屋敷片付けでした、4年前に新しい家に引越して片付けなければと思っていたがそのままズルズルと4年が経過。

古い家だけどすでにローンのない自己物件でしかも連棟、さらに土地が敷延(接道義務を果たしてない)ということからすぐに売却できるわけでもなくなんとなくそのままということでした。

ところが、今回道路の拡張だか都市整備の一環だかで付近一帯が立ち退きとなり思いがけず買い取られることになったそうです、このケースはめったにありませんがラッキーです。

中はゴミ部屋というより倉庫系でおそらく引越しの際に必要な物を家探ししたため荒れた感じになってました、古い家の場合は何年住んでたか?誰が住んでたか?などその家の歴史を知る必要があります。

依頼主が貴重品なんてない、と言っても何らかが出てくることはかなりの確率であります、たぶんに漏れずこの家からもすごく大金というわけでもないが大小合わせ20万ぐらいは出てきたと思います。
 

放置物件は所有してるだけで損?

使ってない実家などの土地家屋は放置していて何もいいことはありません、まず固定資産税が毎年掛かってしまいます、たいして大きなお金ではないかも知れませんが積み重なれば大きいです。

以前は建物がある場合は土地にかかる固定資産税は1/6でしたが平成27年より更地と同じ扱いになってしまいました、つまり古家付きで所有しておくメリットは何もなくなったのです。

ただ解体するにしてもそれなりのお金が掛かりますし、実需需要のある地域の土地建物なら売却も容易ですが地方だとそう簡単に売れません。

その他、空き家にしておくデメリットは所有者より近隣にあります、最近も刑務所から脱走した受刑者が空き家に身を潜めていた例もあるように侵入者に家を荒らされることもありますし、都市部などはホームレスが住み着いていた例もあります。

あと火事のリスクや不法投棄の温床になったり不良少年のたまり場になるなど空き家のまま所有するデメリットは意外にも大きいです。

では売却する場合はどうすればいいのか?また本当に売れるのか?

戸建ての場合はそこそこ需要のある地域でないと売れにくいことも多いようです、高度成長期に開発された、いわゆる郊外のニュータウンは再開発でもない限り新規住民の流入は考えにくいようです、また都市部の土地家屋は以前は問題なかったけど長い年月のうちに既存不適格になってしまってる例も多いようです、その代表例が接道義務を果たしてない再建築不可物件と呼ばれるものです。

建築基準法では幅員4m以上の道路に建物が2m以上接道していないと建物が建てれないという法律があります、これらが空き家を増やしてる要因と言えなくもありません。
 

空き家片付け、実家片付けの専門サイト
 

売りたい家の値段は誰が決めるのか?

家を売る際にみなさん不動産会社に査定依頼をすることがあります、そして何社も呼んで価格を出してもらうということを行います。

A社:2,000万円
B社:2,500万円
C社:3,000万円


このように査定をされたらどこにお任せしますか?当然C社ですね。
もしこれが『買取り』であればC社でいいんですが、実は最終的な価格はA~Cどれも同じです。
 

中古不動産の売買は市場に出てからが勝負で、不動産会社は『仲介』するだけ

この『仲介』という意味を皆さんあまり良く知りません、もしあなたが家を売却する場合、買い手は一般市場から買い手を探すことになります。

これがネット広告などに載っている物件ですね、その物件を巡って各不動産会社が『仲介』するのです、ですからたまにYahoo!不動産やアットホームで同じ物件でもいろんな不動産会社が出してるのを目にしたことがあると思います。

仲介の不動産会社の収入は仲介手数料

このカラクリを解くヒントはこの仕組みです、不動産仲介業は仲介手数料が唯一の収入源です、例えば1000万円の物件の仲介を行えばその3%+6万円+税と宅建業法で上限が決められてます。
この例でいくと36万円が収入です(売り買いともに仲介できればダブルアップでこれを両手と言います)

つまり最初の査定はいかに自分の会社で仲介できるようにするか、が勝負なのです。

仲介には3つの方法があります(法律的には媒介と呼びます)

1.専属専任媒介契約

貴社にしか媒介を依頼しませんよ、という契約。
もしも売り主側で買主を見つけた場合でもこの業者に媒介させないといけない。

2.専任媒介契約
貴社にしか依頼しませんという契約。
ただし売主独自で買主を見つけた場合は媒介を依頼しなくても良い。

3.一般媒介契約
何社とも契約が可能、最終的に買主を見つけた会社に媒介契約をする。

どの媒介方法でも市場に出るという流れは同じです、媒介契約をした物件は『レインズ』というシステムに登録される仕組みです。

最初の『査定額』は専属狙いの可能性!?

冒頭の査定に戻りますが、どのルートを使っても市場に出ることに違いがありません。
買主が市場価格より高いと思えば当然指し値をしてくるでしょうし、もしかしたら見向きもされず何ヶ月も晒し者になってることもあります。

最終的にはほぼ適正値でしか売買されないのに、最初の段階でこのようなことが起こるのは専属狙いの可能性が高いと思って間違いないと思います。

専属さえ取ってしまえばこっちのものです、高値で出したものの反響がなければ少しずつ値を下げましょう、と提案されるはずです、仲介業者は売れたら手にできる3%がすべてですから(専属契約費が発生する場合もあり)3000万と査定したけど最終的に2500万でしか売れなかったとしても確実に3%+6万を得れる可能性のある『選任取り』に来るのです。

このあたりの仕組みを知っておくとイザというとき役に立つと思います。

まごのての提携先です。
葛飾区の株式会社ハッピープランニング

孤独死のあった家や空き家(残置物あり)を仲介ではなく買取りで対応してくれます。

事故物件買取り