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賃貸住宅空室の消臭。ペットの残存臭は客付けに不利

片付けお役立ち情報
2019年06月25日

江東区住吉のそれなりの築年数の2LDKマンションでした。
不動産管理会社からオーナーと直接話をしてくれということです、長らく住んでいた賃借人が退去したんでリフォームを入れようと部屋を見たら強烈なネコ臭で、素人目にもこのまま普通にリフォームしても大丈夫だろうか?と思ったということで相談となりました。

部屋を見てみると、造作も古く水回りなどもかなり古い、オーナーさんいわく退去した部屋から順に今風に改装してるんだとか、場所柄賃貸住宅の過供給になってるような気もしますが意外と埋まるのが早いということでした。

前の住人が猫を飼ってることは知ってたらしいですが長く住んでくれてるし他の住人に迷惑を掛けてるわけでもなかったので黙認してたそうです。

部屋を見ると確かに猫屋敷特有の残留臭がある、しかもかなり濃厚。
ただオーナーはほぼ全解体に近いリフォームをするというので問題はなさそうな気もします、この場合の考え方は特殊清掃(孤独死や自殺のあった部屋)の場合とほぼ一緒です。

どこまで猫の糞尿が染みているのか?それをリフォーム会社は見抜いて残さず除去できるのか?です。

後日リフォーム会社の社長も交え方針を協議、新しい部屋の図面を見ながらこの部分は壊す、こっちは構造上残したいなどを詰めていく、その結果、床は全面下板まで取り換え、壁面は一部残したい、その他もできれば解体したくないという場所に対して防臭処理を行う、丸裸になった時点で全体消臭を入れるということで決定しました。

ある程度解体が終わったところで再度訪問、これだけ解体が進んでるのにやはりまだ臭います。まず床下のコンクリート部に染み、残した壁面の下から30cm付近にも染みてる可能性などを発見しさらに解体するかこのまま防臭でいくかの判断になりました。

残留汚染があるのはどこも完成すれば見えない場所、このままリフォームを進めてしまい新しい入居者がそれを察知したらと思うとちょっとコワいです、実際はそのままのことが多いと思いますが。

長年猫を飼ってたというだけあってかなりの汚損具合でした、孤独死などの場合は遺体痕を中心に体液が流れるので判断がつきやすいですが、動き回る動物は広範囲に動くからどうしてもこのように汚染範囲は増えてしまいます。

残さなければいけない建材はしっかりコーティング、床下コンクリートは洗浄を行いコーティング、そしてオゾンを約3日3時間間隔で運転させ完了としました。

防臭処理:75,000円 オゾン脱臭:80,000円 現地調査その他費用:30,000円

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ペットの残存臭は賃貸住宅では致命的

賃貸住宅の客付け業者さんが口を揃えていうのが、何かの臭いが残ってると客付け(新入居者をあっせんすること)が難しくなる。

特にペット臭とタバコ臭はその最たるもので、たとえペット可となってる物件でも残存臭があるとたちまち成約率が下がるそうです。

上記記事のように猫の場合は若干大掛かりな工事になることが多いです、費用もそれなりにかかってしまうのですがお金を産むための部屋と考えれば多少の投資は必要不可欠と言えます。

たまに客付けができてから消臭すればいいと考えてる大家さんもいますが、人間が感じる不快な臭いというのは、いわば脳に対して危険信号を送ってるようなものですから内覧の時点でそれを察知され、後でいくらリフォームをします、消臭をしますと言っても頭が拒絶してしまうのです、ですから残存臭があると感じたらすぐに対策をしないと永遠に空室のままとなってしまい大損です。

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